リカバリーウェアは効果ない?科学的根拠を正直に解説

リカバリー・快眠
リカバリーウェアって効果あるの?
どのサイトを見ても効果がモヤっと書いてあり、原理が本当かわからない。と思いませんか?
結論、リカバリーウェアは寝つきを良くするパジャマです。
この記事では、リカバリーウェアの原理と効果を、可能な限り専門用語を使わず、正直に解説します。
読み終わるころには、「自分は買うべきか」「どう選べばいいか」がスッキリ判断できるはずです。

※効果の感じ方には個人差があります。本記事は特定商品の効果を保証するものではなく、病気の治療を目的としたものでもありません。

正体は「寝つきをよくするパジャマ」

リカバリーウェアは、「寝るときの体温を整えて、寝つきを助けるパジャマ」です。
マットレスが体圧を、枕が首の角度を支えるように、リカバリーウェアは寝る時の体温を整えます

多くの人が勘違いするのは、リカバリーウェア自体が体を回復させるわけではないということです。
疲労回復は睡眠によるもので、ウェアが直接影響を与えているわけではありません。ウェアが寝つきを助けることで、間接的に睡眠の質が上がり、疲労回復につながる仕組みです。

リカバリーウェアは、どうやって寝つきを良くしているのか

人は眠るときに血行を良くして体の熱を外へ逃がし、体温をわずかに下げます。体温が下がると眠気がやってきます。眠い時に手足がポカポカした経験はありませんか?これは熱を外に逃しているからです。

リカバリーウェアは、この仕組みを活用しています。リカバリーウェアは、血行を良くする効果を持つ素材で作られています。ウェアを着ると、血行を良くする素材で体が覆われ、血行が促進され、寝つきが良くなるという仕組みです。

リカバリーウェアで使用されている「血行を良くする素材」は大きく2分類できます。これを知っておくと、リカバリーウェアの商品の違いがわかり、自分にぴったりな商品選びができるようになります。

素材①:“保温”で温めるセラミック系(多くのブランドが採用)

多くの製品が採用しているのがセラミック系の微粒子です。天然鉱石やセラミックスを細かく砕いた粉末が、繊維に練り込まれています。

セラミック系の微粒子は、熱を吸収して、遠赤外線として穏やかに放射する特性があります。そのためセラミック系のウェアを着用すると、体温を吸収したウェアの微粒子から放射された遠赤外線で、肌の表面があたたまり、その場所の血管が開き、血行が良くなるという仕組みです。

正直なことを言うと、実は普通の綿やポリエステルも、もともと遠赤外線を出しています。なのでセラミック入りとの効果の差はわずかで、肌の温度が1℃上がるかどうかというレベルです。一般的なパジャマに比べ「劇的に温める素材」ではない、という点は理解しておきたいところです。

素材②:リラックス効果のあるナノプラチナ・ナノダイヤ系

一部のブランドでは、ナノプラチナ、ナノダイヤを組み合わせた素材を繊維に練り込んでいます。

ナノプラチナ、ナノダイヤモンドは、微弱な電磁波を放ち、それが皮膚の細胞にある温度センサー(TRPV4)の働きを抑える特性があるとされています。センサーの働きが抑えられると、体の緊張モード(交感神経の活動)が落ち着き、体がリラックスします(副交感神経優位)。リラックスすると血管が緩むので、血行が良くなる仕組みです。

こちらはセラミック系とは違い、触れている場所だけでなく、脳を経由して全身の血管をゆるめる可能性があるというのが特徴です。

セラミック系は保温で血行を良くする、ナノダイヤ系は神経に働きかけ血行を良くする。

「効果ない」と口コミが割れる、本当の理由

「効果ない」と感じてしまう人の多くは原因があります。

1つめは効果の誤った理解です。「一晩着れば疲れが完全にリセットされる」くらいを期待していると、翌朝そこまでの実感がなくて「効かない」と思ってしまいます。リカバリーウェアはあくまで寝つきをサポートするもので、劇的な即効性を約束するものではありません。

2つめが、睡眠時間そのものが足りていないケースです。寝つきをどれだけ助けても、寝る時間が短ければ疲労は回復されません。あくまでも寝つきを良くするパジャマであることを忘れてはいけません。

これに加えて、体質による向き・不向きもあります。セラミック系微粒子の素材でできているウェアは、手足が冷えやすい人には効きやすく、もともと暑がりの人は保温が効きすぎて、逆に寝苦しく感じることも。自分がどちらのタイプかは、次の章で見ていきましょう。

あなたは「効きやすいタイプ」?

効きやすいのは、こんな人です。

  • 寝つきが悪い
  • 血行が悪い自覚がある
  • リカバリーウェアの効果を理解できている

逆に、次に当てはまる人は、悩みの原因が別のところにあるかもしれません。

  • 寝つきは良いが、途中で目が覚める
  • そもそも睡眠時間が足りていない
  • ストレスや不安で眠れない

後者の場合、リカバリーウェアが手伝える「寝つき」と、あなたの悩みがズレています。

じゃあ選ぶなら?

ここまでの話をふまえると、商品を選ぶときに見るべきなのは、どんな素材でその機能を出しているかの一点です。

ただ、正直に言うと、素材①と素材②のどちらが優れているかを断言できるだけの比較データは、現時点では存在しません。第三者が同じ条件で両方を試験した研究が、そもそもないからです。

なので、判断できるのはここまでです。

  • 温めることを主軸にした素材を使うブランドが、市場の大半を占めています
  • 温める以外のアプローチを掲げるブランドは少数で、その代表がベネクス(VENEX)です
  • ベネクス(VENEX)は複数大学との共同研究をしており、この点は他社と比べて情報量が多い部類に入ります

どちらを選ぶかは、**「情報が多いほうを選びたいか」「価格を優先したいか」**で決まります。効きやすいタイプかどうかは、前章のチェックで判断してください。

よくある質問

Q. いつ着るのが正解?
就寝時やお風呂上がりのくつろぐ時間に着るのが基本です。

Q. 近くに置くだけでも効く?
いいえ、着ることではじめて効きます。素肌か薄手の肌着の上に着るのがおすすめで、厚着の上から羽織ると効きは弱まります。

Q. どれくらいで効果を感じる?
そもそも「効きやすい人・効きにくい人」が分かれます。個人差が大きいので、数週間は様子を見てください。

Q. 睡眠の質は上がる?
“寝つき”は良くなる可能性があります。睡眠の質はその他の環境に大きく左右されます(個人差あり)。

まとめ

  • リカバリーウェアの正体は「寝つきを助けるパジャマ」
  • 「効果ない」の主な原因は、効果を誤って理解している、睡眠時間の不足
  • ウェアの素材は大きく2種類。保温で温めるセラミック系と、神経に働きかけてリラックスさせるナノ金属系

「着るだけで疲労が回復する」のではなく、「寝つきを良くするもの」。この前提を理解した上で選べば、期待とのギャップで後悔することは少なくなります。


※本記事は一般的な情報提供を目的としたもので、特定商品の効果・効能を保証するものではありません。効果の感じ方には個人差があり、病気の治療を目的とするものではありません。体調に不安のある方は医師にご相談ください。

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